家族が増えたり、ライフスタイルが変わったりして、家に新しい部屋を増やしたいと考えたとき、計画を進める上で最も気になるのが「費用」と「工期」ではないでしょうか。これらは、リフォームの方法や規模によって大きく異なります。ここでは、代表的な三つの方法、「間仕切り設置」「増築」「屋根裏リフォーム」について、そのリアルな費用と工期の目安を見ていきましょう。最も手軽でコストを抑えられるのが、既存の広い一部屋を壁で仕切って二部屋にする「間仕切り設置」です。例えば、十二畳の子供部屋を六畳二間に分ける場合を考えてみましょう。壁とドアを新設し、それぞれの部屋に照明やコンセントを設けるといった基本的な工事であれば、費用は四十万円から八十万円程度が相場です。工期も比較的短く、一週間から十日程度で完了することが多いです。ただし、部屋を分けることで窓のない部屋ができてしまう場合は、採光のための室内窓の設置など、追加の工事が必要になることもあります。次に、家の外に新たな空間を付け加える「増築」です。これは最も本格的な方法であり、費用も工期も大きくなります。例えば、一階に六畳の洋室を増築する場合、木造であれば百五十万円から三百万円程度が費用の目安となります。これには、建物の土台となる基礎工事、骨組みを建てる木工事、屋根や外壁、内装の工事、そして既存の建物との接続工事などが含まれます。工期は、一か月から二か月程度を見込んでおく必要があるでしょう。もちろん、増築する部屋の仕様や、キッチンなどの水回り設備を設けるかどうかによって、費用は大きく変動します。最後に、デッドスペースを活用する「屋根裏リフォーム」です。既存の空間を利用するため、増築よりは費用を抑えられますが、断熱や内装、そして階段の設置など、様々な工事が必要になります。六畳程度の屋根裏を居室として使えるようにリフォームする場合、費用は百万円から二百五十万円程度が目安です。天井高を確保するために屋根の形状を変更するなど、大掛かりな工事が必要になると、費用はさらに上がります。工期は、三週間から一か月半程度です。これらの費用や期間は、あくまで一般的な目安です。建物の状況や地域によっても変わってきます。また、工事費以外にも、設計料や建築確認申請の費用、仮住まいが必要な場合はその費用なども考慮に入れて、余裕を持った資金計画を立てることが重要です。
部屋を増やすリフォームの費用と工期のリアル