ステンレス網戸は、その耐久性や細い線径から「視界がクリア」と評されることもありますが、一方で特定の条件下では視界を遮るデメリットも存在します。ステンレスの細い金属線は、光の反射の仕方によっては、一般的な繊維製の網戸よりもギラつきを感じさせることがあります。特に、日中の強い日差しが当たる時間帯や、部屋の向きによっては、この金属特有の反射が視界の邪魔になることがあります。例えば、窓の外に広がる景色を楽しみたいリビングや、美しい庭を眺めたいダイニングなど、視界のクリアさが重視される空間では、この反射が気になるポイントとなるかもしれません。また、網戸の線が細いとはいえ、金属であるため、見る角度や光の入り方によっては、網目の存在感が際立ち、窓の外の景色がぼやけて見えたり、全体的に暗く感じられたりすることもあります。もちろん、これは個人の感じ方や設置環境によって大きく左右されるため一概には言えませんが、購入前に実際にサンプルを見て、自宅の窓からの見え方をシミュレーションしてみるなど、慎重な検討が求められるでしょう。 ステンレスという素材が持つ特性の一つに、比較的高い熱伝導率が挙げられます。この熱伝導率の高さは、特に夏の暑い季節において、ステンレス網戸の意外なデメリットとして現れることがあります。真夏の直射日光が長時間当たる場所では、ステンレス製の網戸自体が熱を帯び、触ると熱く感じられることがあります。これは、金属であるステンレスが、太陽光の熱エネルギーを吸収し、その熱を網戸全体に伝えやすいためです。この熱が、開け放した窓から室内に伝わり、わずかながらも室温の上昇に影響を与える可能性も否定できません。もちろん、断熱材として機能するわけではないため、大きな影響とはならないかもしれませんが、わずかな温度上昇も避けたいと考える方にとっては気になる点となるでしょう。また、熱くなった網戸にうっかり触れてしまい、やけどをするリスクもゼロではありません。特に小さなお子様がいるご家庭では、注意が必要です。熱伝導性の高さは、耐久性や強度といったメリットの裏返しとして、こうしたマイナス面も持ち合わせていることを理解しておくべきでしょう。
視界を遮る可能性も?網戸の特性