網戸の丸ごと交換と聞くと、なんだか職人技が必要な難しい作業のように感じるかもしれませんが、実際の手順は非常にシンプルで、特別な技術がなくても取り組めるものです。まず最初に行うべきは、現状の網戸がどのような状態で、なぜ交換が必要なのかを見極めることです。もし、網の張り替えだけでは解決できないほど枠がボロボロだったり、開閉のたびに不快な音がしたりするのであれば、丸ごと交換が正解です。実践にあたっては、まず既存の網戸の取り外しから始めましょう。多くの網戸には上部に外れ止めの部品がついており、これをプラスドライバーで緩めることで簡単に外すことができます。外した網戸は、新しいものを注文する際の重要なサンプルになります。新しい網戸の選び方ですが、ホームセンターの店頭にある在庫品から選ぶ方法と、ネットでサイズを指定して注文する方法があります。特殊な形状の窓でない限り、ネット注文の方がサイズ展開が豊富で、自宅の窓にぴったりのものを見つけやすい傾向にあります。注文した商品が届いたら、いよいよ取り付けです。網戸を外側に持ち出し、上のレールを先に合わせます。次に下の戸車をレールに乗せますが、このとき網戸を少し持ち上げるようにするとスムーズにはまります。もし上手くいかない場合は、戸車がレールから外れていないか、あるいは外れ止めが干渉していないかを確認してください。取り付けができたら、窓を何度か開閉してみて、異音がないか、動きに引っかかりがないかをチェックします。最後に、網戸を閉めた状態でサッシとの間に縦の隙間がないかを確認し、もし隙間があるようなら戸車の高さを左右で微調整して垂直を出します。この一連の作業は、慣れてしまえば一箇所あたり三十分もかかりません。家中の網戸を自分の手で新しくしていく過程は、住まいを自分の手で守っているという実感を与えてくれ、より一層わが家に愛着が湧くきっかけになるはずです。